連休と言えば何故か映画見たくなりません?
いつもより時間もあるから、たまには好きな映画を観ようかななんて。
今回は、私の好きな映画の一つ「天使にラブソングを」を紹介してみようと思います。
あらずじというよりは、ネタバレになってる気もするのでご注意ください。
天使にラブソングを 概要
天使にラブソングを
1992年 アメリカ(日本では1993年)
監督:エミール・アルドリーノ
脚本:ジョセフ・ハワード
製作:テリー・シュワルツ
製作総指揮:スコット・ルーディン
出演者:ウーピー・ゴールドバーグ、マギー・スミス、ハーヴェイ・カイテル、キャシー・ナジミー、ウェンディ・マッケナ他
あらすじ(ネタバレ感強め)
ムーンライトラウンジでクラブ歌手として歌う主人公のデロリス。
デロリスは、大物マフィアのボスヴィンスの愛人。
ある時、ヴィンスにプレゼントされた物がヴィンスの妻の物だと知ったデロリスは怒って、ヴィンスに叩き返そうと事務所に向かいます。
向かった事務所では、ミスを犯した部下にヴィンスの制裁が加えられていてタイミング悪く、デロリスはその現場を見てしまうんですよ。
これがきっかけとなり、命を狙われるようになりなんとか警察に保護されることに。
しかし、保護されるといっても自由ではなく「修道院」でシスターとして生活することになるんです。
最初は、奔放な性格もあってなかなかなじめずにいたデロリスに院長は聖歌隊へ入ることを進めました。
ありえないと、嫌がる彼女ですが仕方なく練習場に行ってみると、まぁひどい有様で。
補聴器をしないと聞こえにくいのに、補聴器のスイッチはOFFのままのピアノ。
自分の声量に気づかずに、とにかく気持ちよく歌う事だけを考えているシスター。
後ろの方で、口をパクパク動かすだけのシスター。
声の質も考えずに並んでいるものだから、合唱も綺麗に聞こえるはずもなく。
そんな状況を、自分の知識と技術でなんとかしようとデロリスの奮闘が始まるのです。
毎日、練習を重ね聖歌隊のみんなの成長に微笑むデロリス。
いよいよ、聖歌隊の練習の成果を発表する場がやって来ました。
修道院の近くの人達は、普段の聖歌隊を知っているのか、訪れる人もまばら。
そんな状況に眉を顰める司教様も、聖歌隊の為ににこやかに居てくれる。
その中で、ゆっくりとはじまる聖歌隊の舞台。
出だしから、落ち着いた始まり方で今までの荒れた?歌い方ではなく、聖歌というにふさわしい歌声に、その場にいるシスター達も驚きを隠せません。
院長は「デロリス、よくやってくれましたね」といったにこやかな表情。
一曲目が終わる頃には、今までにない雰囲気に包まれます。
が。。。。
落ち着いた瞬間に、ビアノが立ち上がりアップテンポな曲を弾き始め、シスター達もノリノリになっていきます。
聖歌をクラブのノリにアレンジしたデロリスの指揮で、シスターたちは気持ちよく楽しく歌っているように見えてきます。
修道院の外にも軽快なピアノ音が聞こえ、若者を始めそれまで寄り付きもしなかったような人々が次々に、教会を訪れてきます。
それを見た、司教様も優しく手招き。
曲が終わる頃には、ライブのような状態で盛り上がる観衆たち。
上手くいったように思えた聖歌隊の舞台も、院長には気に入りません。
「聖歌をばかにしているのか!?」と言った口調で、デロリスを問い詰めます。
デロリスは、今までのやりかただから人が集まらない。
人が集まらないから、寄付も少ないのでしょう。と返します。
そんなやり取りの中に現れた司教様。
先ほどの聖歌隊の歌にも、訪れて来てくれた人々への感謝と感激に喜んでいます。
それに合わせ、デロリスも「院長の提案」と言ってみたり。
しばらくそんな調子で聖歌隊の活動は続き、危険な街とされてきてこれまで街の人との交流をさけてきた修道院。
そんな修道院の開放もデロリス主動の元、どんどん進行していき街の人々にも受け入れられるようになりました。
修道院を開放し、街との交流が盛んになる中で、テレビの取材班がやってきます。
意識して、取材カメラから顔を避けるデロリスですが、保護している警察の担当にテレビを見られてしまいます。
もちろん警察だけではなく、ヴィンスにも…。
ただ、ヴィンスに知れたのはテレビを見ていたからではなく、警察内に内通者がいたから。
そのことにも気づいた担当警官は、急いで修道院に向かいデロリスを保護しようとしますが、煙たがっていたデロリスによって「トイレに行く」と騙されてしまいます。
その結果、デロリスはトイレの窓から逃げ出したところを、同じ聖歌隊のシスターと一緒にヴィンスの手下に見つかり連れ去られてしまうんです。
何とかシスターだけでも救出したいデロリスは、機転を利かしてシスターを助け出します。
助けられたシスターに追いついた警察は、デロリスの居場所を聞き、シスターは同僚たちに助けを求めに向かいます。
翌日には、ローマ法王を迎えたミサがあるというのに…。
修道院に戻ったシスターは「ここまで変われたのもデロリスのおかげ。今度は私たちがデロリスを助けなきゃ」と説得し院長も含め聖歌隊全員で、デロリス救出に向かいます。
向かった先は、デロリスが働いていた「ムーライトラウンジ」
ムーライトラウンジの事務所には、ヴィンスと2人の手下に囲まれるデロリス。
手下に始末しろと促すも「シスターは撃てねぇ」と、弱気な発言をしてしまいます。
突ける隙を見つけたデロリスは、あえて落ち着いた風で手下たちに神の教えを説いています。
怪しげな文言を言うデロリスに、疑問も持たず聞き入っている2人。
その瞬間に、股間に一撃を食らわし脱出に成功。
慌てた2人も、追いかけヴィンスにも報告が入り、店内で鬼ごっこが始まります。
そのタイミングで、シスター達もムーライトラウンジに到着し、店内にはシスターだらけで誰がデロリスかもわからない状態に。
うまくごまかせたと思い、店の裏から逃げ出そうとするデロリスとシスター達をヴィンスが発見してしまいます。
ところが、裏口ではなく奥の部屋で行き止まり。
電気を付けられてしまって、最早隠れるところもない。
諦めたデロリスは、シスター達の中から現れます。
ヴィンスに、銃を向けられ絶対絶命の時に、警察が踏み込んでくれました。
ギリギリの所で命が助かり、ヴィンスも無事逮捕されることになりました。
そして、最後にデロリスからヴィンスへ一言。
神のご加護を
悔しがるヴィンスは抱えられながら警察に連れていかれました。
助けてくれた仲間と院長に礼をいい、シスター達も安心して帰路につきます。
ローマ法王を迎えたミサの日。
この時、デロリスの素性はシスター達全員に知れ渡っていたものの、一緒に生活をするうちに、シスターの中では立派なシスターだと認められていた。
そして、舞台では顔を隠す事もなく指揮をするデロリスと、ほんとうに楽しく気持ちよく歌うシスター達の姿がありました。
最後は観客たちの拍手喝采となり、ローマ法王でさえスタンディングオベーションを行うという大成功を収めました。
まとめ
「天使にラブソングを」もまた何回見ても面白く、同じところで気持ちが昂る場面があります。
それが何なのかわかんないですけど、とにかく見ていて飽きない。
映画の中で、歌うシーンは吹き替えが入っているというのは後で知ったんですけど、知った後は余計に、歌でこれだけの存在感が出せるもんなんだと、改めて感心したものです。
全般的に、コメディ映画ですし楽しく見られるのですが、聖歌隊のシーンは映画の中でもすごく好きなシーンなので、聖歌隊の場面だけ集めたような動画もよく見ます。
連休中に一度見てはいかがでしょうか。