同一労働同一賃金で、何やら大きな変化がありそうなフンインキを醸し出していますけど、私自身は、あんまり関係ないかなと傍観している感じです。
恩恵を受ける人、そうでない人も出そうな感じですから、一概には言えませんが派遣社員で働くすべての人に影響がどれほど出るのかは、施行されてからではないとハッキリしないんじゃないでしょうかね。
とりあえずは、個人的に感じた「落とし穴」的な部分を書いておこうと思います。
同一労働同一賃金はいつから始まる?
同一労働同一賃金は、法律の名称ではなく「改正パートタイム・有期雇用労働法」の一部に記載されている形となっているようです。
令和2年(2020年)4月1日から施行されます。
ただし、中小企業の場合は令和3年(2021年)4月1日からの施行になります。
中小企業ってどんな企業?となる場合は、資本金が3億以下か常時雇用従業員が300人以下と思っておけば問題ないでしょう。
現在働いている会社が中小企業だと思っていても、実は国内トップシェアを誇る大企業だったなんてこともありますし、その逆もあり得ますので気になる場合はしっかりと確認しておきましょう。
同一労働同一賃金で問題に気づいた事
同一労働同一賃金については、かなり前に検討されている段階である程度知っていました。
そんな中で思ったことは「それはないやろう」と。
そんな法律が施行されたら、正社員のテンション下がると思いました。
逆に、あきらかに派遣でも正社員以上の働きをしている人がいるのも事実だと感じていました。
私自身も「ボーナスは無いけど、その分融通が利く」という部分も含めて派遣を選んでいたのに、同一労働同一賃金になったら、今までどおり気楽に出来ないかも?とも思ってました。
で、それから現在までも派遣を転々としてますけど、今の会社では「同一労働同一賃金の恩恵は受けない」だろうという結論に至ったので、落ち着きました。
今後は、転職するにも注意がいるとは思いましたけど。
じゃ、なんで「恩恵は受けない」と思ったのかというと。
「同じ職場に正社員がいないから」となります。
誤解のないように言いますが、正社員は居ますけど私の働いている場所では居ないってこと。
同じ会社内であっても担当する部署っていうんですか。それが違いますし、今の会社では派遣の居る部署の責任者という形になっているようですので、正社員と派遣が同じ仕事をするはずがない。
もちろん、忙しい時には手伝ってくれますがメインの仕事は管理するのが仕事でしょうから。
これが「同一労働同一賃金の恩恵は受けない」と理解した理由です。
何かしらの影響はあるかもしれません。
以前、働いていた会社では社員さんと同じような仕事をしていました。
でも、全部同じという事もでなく、会議にはでませんし諸々の事務仕事も社員さんがしてたので、これも適用されない理由になってもおかしくありません。
こうやって考えると、派遣の側からすれば一部の方のみに適用される法律ではないかと感じています。
逆に、同一労働同一賃金が始まったら仕事内容が増えたとかなるようなら、この先は考え物ですね。
転職を考えているならその辺りも担当さんなりに確認するようにした方がいいと思いますよ。
他にも「ざるじゃんw」が、印象的な動画も見つけたので紹介しておきます。
なんかいいように使われそうな気がしなくもない、と感じるのは私だけでしょうか。
違反した企業に罰則はあるの?
同一労働同一賃金が始まって、もし企業側が違反したらどうなるのか?というのは、先ほど紹介した動画でも解説されてましたけど、明確な罰則はないらしんですよ。
どう、思いますコレ?
法律に違反しても罰則が無いって。
まぁ、派遣を採用する企業からすれば、人件費削減のために派遣などの非正規雇用を採用しているのに、なんで社員と同じ経費にしなきゃならんの?
そう思っても不思議じゃないです。
私も派遣だからこそいいと思ってる人間もいるわけですし。
給料に関しては、どちらかというと正社員の給料を下げる方向に向かっているようですけど、それも難しい話じゃないの?ですよね。
一部問題のあるような扱いをしている会社もあるのでは?というところから出来たものだと思いますので、まったく意味がないとは思ってません。
残念なのは、こういう法律というのは現場で起きていることをまったく把握してないであろう人達が決めているのが一番の問題じゃないかと思ったりもするわけです。
そうじゃない事を祈ります。
まとめ
同一労働同一賃金は、実はざるなんじゃないの?という動画を見て「すべての人に恩恵があるわけないか」と思いました。
それ以前に、私の今の環境から私には適用されない法律だと気づいたので尚更強く思いました。
新しい法律で多くの人が笑顔になればいいのですが、全ての人が笑顔になれる様な法律って難しいんでしょうね。
まだ完全に理解したとは言えないところもありますけど、どうやらあまり大きな変化はなさそうな気がしています。